【JOJO・アヴドゥル夢※R18】先生と一緒に【現パロ】
第2章 私のキャラじゃあない
「保育学科1年2組……ッ!」
また頭を抱え、床に視線を落とす。
昨日、あの子を犯した、その場所。
あの時の自分はどうかしていた。
それなのに、思い出すとまた体がゾクゾクしてしまう。
「…………一限からじゃあなくて良かった……」
力なく呟き下半身をぐっと押し込んだ。
○
アヴドゥルの予想通り、講義前だと言うのに教室に集まっている生徒は数人が机に伏せて眠っている者がいた。ほとんどは友人と雑談に花を咲かせ、楽しそうに過ごしている。
彼はこそっと入口から教室内を覗く……隅の席で、ぼーっと外を眺める女子生徒を見つけた。姫だ。
誰に話しかけられることもなく、1人で過ごしているようだ。
「友達……いないのか…………?」
その時、アヴドゥルの肩にポンと手が置かれた。
「何やってんのアヴドゥル」
「うおっ!!!」
背後に立っていたのはポルナレフだった。
「不審者かよ〜! 今から講義だろォ?」
「あ、ああ……」
姫が、入口から聞こえた騒ぎ声に気付き、視線を動かす。彼女の目にアヴドゥルが映ると、頬を紅色に染めて、表情を緩ませた。
「っむ!!!?」
それに気付いたアヴドゥルは目を見開いて、彼も顔を赤くさせた。
怪訝そうな表情のポルナレフ。
「どうした?」
その声でアヴドゥルは、ひっと息も漏らし「なんでもないあっちへ行け!」
「変な奴ゥ…………」
ははっと笑いながら、ポルナレフはその場から離れていく。
ふーっとため息をついたアヴドゥルは、気持ちを切り替える為にも顔をパンパンッと手のひらで叩いた。
「(よし………………ッ!!)」
チャイムの音。13時の3限の始まりの合図が響いた。意を決して彼は教室に入る。
教卓について、講義を始めた。
「先週の続きからだが……」