• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第6章 夏の終わり





その晩、外が明るくなるまで翔にいと繋がり続けた。
不思議なことに、何度でも何度でも俺は射精して。
翔にいも、何度でも何度でも射精した。

ドロドロになって眠って起きてみたら、俺は元いた座敷の布団で眠ってた。

汗と精液まみれだった身体も綺麗になってて…

でも身体に残る、翔にいの感触
快感のあとの腰の気だるさ

とても、あれが夢だったとは思えなかった



恐る恐る行ったリビングに居た翔にいは

いつも通りだった

いつも通りの笑顔

あの甘い匂いは、しなかった


あれは…夢だったんだろうか…



その日から、今日まで。
もう、あんなことは起こらなかった。

やっぱりあれは、夢だったんだ…
そう、毎日自分に言い聞かせた。

もしかして、自分はそういう嗜好があるんだろうかと悩んだりもした。

なのに…

酷く罪悪感や嫌悪感を抱いてるのに、深夜になると、どこか期待してる俺は、毎晩身体が疼いて…

一人でシて、虚しい気持ちになってた


もう一度…

もう一度、あの体を抱きたい


その欲望が、どうしても消えなくて…


いっそ、彼女とか…嫁さんとか…
翔にいに異性の影が見えたら、諦めもつく

でもそんな期待も虚しく、翔にいの身辺は綺麗なものだった。



法事が終わっても、その欲望が消えることはなかった
/ 831ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp