第6章 夏の終わり
「キモチイイ…」
恍惚とした表情で呟くと、俺に握らせたまま腰を動かした。
「あぁっ…」
強烈な締付けとぬめり。
そして、快感。
搾り取られるように締め付けられたかと思うと、ずるりと翔にいの体の中を這うように動かされる。
「翔にいっ…」
ヌチャリと卑猥な音が、翔にいの後ろの口から聞こえる。
俺の顔を見ながら、翔にいは妖艶に笑い、そして腰を振る。
俺は必死に翔にいのアソコを握る手を動かした。
「いいっ…はぁっ…」
急に凄い締め付けが来たかと思ったら、翔にいの身体が弓なりに反り返った。
「ふ…ぁっ…」
「ああっ…翔にいっ…」
ぶるぶる震えながら動きの止まってしまった翔にいの細い腰を抱きしめて起き上がった。
翔にいにアソコを入れたまま押し倒して覆いかぶさると、夢中で腰を振った。
布団の上に乗ってる文庫本の上を、翔にいの黒い髪が滑っていく。
頬を紅潮させ、目を潤ませて…
赤い唇を快感に歪めながら、俺を見上げる翔にいの顔は
知らない女みたいだった
細い腰は…腕は…
俺に絡みついて、離れない
「う…ぁ、も、イク…」
熱い体内を突き上げてるアソコがもう限界だった。
「あ…あ…ちょう、だいっ…」
翔にいの足が俺の腰に絡まって。
我慢できずにまた、中に出した瞬間…
翔にいのアソコから白い液体が飛び出してきた。
「いっ…あぁっ…気持ちいいっ…」
それは、淫らに俺の顔にまで飛び散って…
快感に漂うように閉じられていた目が開くと
淫らに誘うように、また俺を見上げた
「もっと…くれる…?」
俺の顔に飛び散った精液を、赤い舌が舐め取っていった