第20章 こちらアラシノ引越センターの…②
俺の手を握る潤の手にキスした。
「せきにん…とれ」
「え?」
「俺の初めて奪ったんだから…責任、取れ」
「もちろん!」
がつんと上から突き破る勢いで腰を打ち付けられた。
眼の前に火花が散った。
「ひゃっ…あっ…ばっ…か、突然っ…やめろっ…」
「もう無理…我慢できない…」
切羽詰まった潤の声が聞こえて、後ろに腕を引っ張られて上半身を起こされて凄い勢いで突き上げられた。
ベッドがギシギシと音を立て、俺達の繋ぎ目も卑猥な音を立ててる。
「じゅっ…んっ…」
「翔っ…き、もちいいっ…」
ああもう…本当に…素直…
そんなおまえのこと、可愛いって思うなんて
「ああっ…翔っ、そんな締めたらっ…イッちゃうってっ…」
ガクガクと揺さぶられて、初めての強すぎる快感を叩き込まれてる。
さっき潤に指で突かれてびっくりするほど気持ちよかったトコを潤が重点的に狙ってくるから、俺の方ももう限界が来てた。
「俺、もっ…むりっ…」
「翔っ…ああっ…」
「潤…っす…き…」
すきだと言う声が届いたのかどうか。
わからないまま、動きが止まって。
俺の中で潤が脈動しているのが伝わってきた。
「…翔っ…俺もっ俺もすきっ…」
遠い意識のなか、潤の絞り出すような声が聞こえた。