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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第20章 こちらアラシノ引越センターの…②






「ああっ…」
「翔…」

俺の中に潤が入ってきた。
後ろからぬるりと、俺の中昇っている。

「ヤベ…まじキモチいい…」

荒い息を吐き出しながら、潤が呟いてる。

「翔…ごめんね?もうちょっと…我慢して…」

後ろから俺のこと抱きしめると、背中に無数のキスをする。

「う…ぅ…」

もう腹ん中、潤でいっぱい。
俺の身体にみっちり潤が埋まり込んでる。

「苦しいよね…ごめん…」

それでも、嬉しいって思ってしまった俺はマゾなのか。
おまえと繋がってる歓喜のがでけえんだよ。

「いいから…謝んなって」

俺の中に入った途端、潤は今までみたこともないくらい優しくなった。

それまでほぼレイプかと思うほど乱暴な愛撫を受けてたから、そのギャップにやられてる。

もう、今だったらコイツのなんだって許せる。

「ん…翔、すぐ気持ちよくしてあげるからね…」

なんとか後ろを見上げたら目が合って。
潤は汗塗れの額を指で拭くと、世界一いい笑顔を見せた。


もう、気持ちいいんだって
おまえと繋がってる時点で

おまえが俺で気持ちよくなってる時点で
もうイキそうなんだって


「翔」
「じゅ…ん」

ぎゅっと後ろから潤が俺の手を握った。

「好きだよ…ずっと、ずっとずっと…」

ああ…俺もだよ




あの三角パックのオレンジジュースは…


おまえが好きだっていうから
いつも買ってたんだ


おまえ、気づいてなかったろ?
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