• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第18章 こちら、アラシノ引越センター!


きゅーっと、体中の血が逆流したみたいになった。
どくんどくん、心臓の音うるさい。

「…可愛いだけ…?」
「えっ!?」

大野さんが鈍いのは知ってるけど、言わせたかった。
言われたかった。

「な…?え…?その、可愛い…以外…ってこと?」

あからさまに狼狽える大野さんが、可笑しくて。
そして愛おしくて。

「うん…可愛い以外には…?」
「え…そ、その…」

こんな狼狽える姿、職場じゃ見られない。
俺だけが、この姿見られるんだ。

そう思うと、なんだか胸の奥が熱くなる。

「か、可愛い以外にも、あるぞ…?」
「そうなの?じゃ、言って?」
「う…その、な…?」

ああ…そっか。
俺、大野さんのこと…

そう思ったら、もう我慢できなくなった。

「わっ…」

狼狽える唇にキスして、抱きしめた。

「大野さんのことすき」

ちょっとだけ、間があって。
それから大野さんががばっと起き上がった。

「わわっ…」

そのままの勢いで俺のこと、床に押し倒した。

「俺も、すき」

ちゃんとまっすぐ俺のこと見つめて言ってくれた。

「うん…」
「ん…」

ちゅっとほっぺたにキスをくれて。
俺も大野さんのこと抱き寄せてキスをして。

それからいっぱいいっぱいキスをして…

ずっとずっと朝まで、俺たちは互いの存在を確認し合った。

/ 840ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp