第18章 こちら、アラシノ引越センター!
☆N☆
「ありがとう、大野さん」
本当に心からの感謝を伝えた。
「いいって…もう…」
大野さんは照れて、また俺のこと抱きしめてくれた。
「俺も…」
「…うん…?」
「ニノが居てくれたから、あの証拠…撮ることができたんだ」
「そう、なの…?」
「笑ってくれるかなって思って。だってコントじゃん?あんなとこでさ…」
「確かに…モニタリングかと思ったもん」
「だろ?でもさニノが居なかったら、見せるやつなんか居ないんだから、撮ってなかったと思う。…だから、おまえのおかげ…」
「…そっか。へへ…」
ぎゅうって抱きついたら、ぎゅうって大野さんもしてくれた。
「ありがとな…ニノ…」
「うん…」
変なの。
お互い、ありがとうありがとうって。
「お礼言い合ってるね」
「ほんとだな」
くすくすと二人で笑って。
それでもどうしても離れがたくて。
ぎゅっと抱き合ったまま、笑ってた。
「今度は、大野さんのご実家に行こうね…」
「ああニノも、菊池ってやつに会いに行こうな」
「うん…」
もう、大丈夫。
俺たちはきっと、大丈夫。
大野さん、あなたには俺がいる。
俺には、大野さんがいる。
「大野さん…」
ちゅっとほっぺたにちゅーをすると、大野さんがキスをくれた。
「ニノ…可愛い…」