• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第18章 こちら、アラシノ引越センター!


大失敗…した…

あの後、さんざん徳川さんと武蔵さんに「同棲ですかそうですかおめでとうございます」って誂われ。
そこから波及して、現場の社員さんたちには散々誂われ倒された一日だった。

しかも、ニノはこういうの嫌なはずなのに…
家に戻ったら、速攻引越し日を決めろと言われた。

速攻決めろって…俺にだって予定ってもんが…

なかった。
ないな。うん。

バイトの予定くらいで、あとは元嫁のあれやこれやなくらいで。
そこはニノの姉ちゃんと調整すればよかったし。
バイトだって、ニノの引越を仕事として見積もったら、全然予定大丈夫だと思うし。

自分から言いだしたこととはいえ、こんなにすぐ話が決まると思ってなかったから、戸惑ってしまう…


「おーちゃん、おはよ!」

次の日の朝、ニノは配車の研修のため事務所に行ってしまって、俺はロッカーで着替えもせずグダグダしていたときだった。

「あ、稲葉さんおはようございます」
「すみれちゃんの今朝の動画、見る?」
「見ます見ます」

稲葉さんのスマホを借りて、あのときの子猫の動画を見せてもらった。

「かわいい…」
「ねえねえ。ニノちゃんと一緒に暮らすの?」
「はへ?」

油断してたから変な声が出た。

「は、まあ…」
「ふふ…いいんじゃない?俺も最近、風間と一緒に暮らし始めたんだよ?」

え…風間ってあの、同じバイトの無口なやつ…?
でもそれはいわゆる同棲じゃないよなあ?

「おーちゃんとニノちゃんは…そういう関係なの?」

/ 840ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp