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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第18章 こちら、アラシノ引越センター!


「通勤の距離があるから、会社の寮も用意するよ。契約社員なら入れるから」
「寮って、この上…?」
「そ。そ」

事務所の四階と五階は普通のワンルームのアパートになってる。
そこは社員寮として、契約社員以上の単身者が使ってるんだけど。
ある程度お金が貯まると、みんな出ていくらしい。

そりゃそうだ。
職場の真上に住んでたら、休みの日もおちおち休めない…

「駐車場代もいらないし部屋代も僅かだぞ?お金貯まるぞ?」
「あ、じゃあ実家においてある車もってこれるな…」

おいおい…何乗り気になってんだよ、ニノ。

「寮費っていくらですか?」
「3万円」

徳川さんがシャキーンと、入寮のための書類を出してきた。
そこには月3万円と記載されているのが見えた。

「わあ…」
「ただし光熱費は自分で出してくれな?」

武蔵さんが申し訳無さそうに両手を合わせた。

「そりゃもちろんです。それでも激安だな…」

う~んと、書類を見ながら考えだしたニノの足を蹴った。

「痛っ…なにすんの!?」
「いや、だから…」
「俺なんかした!?」
「ちげえわ、だから…」

書類を掴んで丸めて遠くに投げた。

「ちょっと!なにすんのよっ!」
「俺んち来ればいいだろ」
「へ……?」

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