第18章 こちら、アラシノ引越センター!
☆N☆
「あー楽しかった…」
「いやもう…おまえ…」
あの後、結局繁忙期で疲れてるのに、飲み屋に連行され。
なし崩しに『ニノちゃん大ちゃんおめでとう飲み会』になってしまった。
でも、みんな疲れてるもんだから、最初の大騒ぎ後すぐにグロッキーになってしまったんだけどね。ふふ…
そりゃそうだ、繁忙期に入ってもう半月以上経ってる。
「そら、おじさんたち疲れちゃうよね」
「おじさんで悪かったなあ」
俺は今日、大野さんの部屋に泊めてもらってる。
最初からそういう約束だったんだ。
「おまえが稲葉さんとか煽るからぁ…もおお…」
このおじさん、俺と二人きりになると口数が多くなる。
ベッドの上に寝転がりながら、足をバタバタさせて子供みたいだ。
「ねえ、先にシャワーしてきなよ」
「おい…ここ俺んちだぞ?」
「だって、いつまでもグダグダして起きないんだもん」
「このやろ…」
ベッドに腰掛けていた俺の体がぐりんと上を向いた。
「むむ?」
大野さんにパーカーのフードを引っ張られて、ベッドに倒れ込んだみたい。
「おまえが代わりにシャワーしてきて」
大野さんの腕が、俺の体に巻き付いてきた。
「いやいいけど…あなた臭いよ?」
「えっ!?臭い!?」
「くっちゃ~い。おじさんくちゃ~い」