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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第18章 こちら、アラシノ引越センター!


病院に搬送されても、ニノは目を覚まさなかった。
処置室に運び込まれたまま出てこなかった。

救急車の人に、家族の連絡先は知っているかと聞かれたが、俺は知らなかったから会社に聞いてくれって連絡先を教えたり。

着いてすぐに搬送先の病院を連絡はしてあったけど、会社からも野瀬っていう事務の人から状況を確認する連絡があったりした。

でも俺は何も答えることができなかった。
俺は家族ではないから、ニノが一体どういう状況になってるのか知ることができなかったからだ。

なんだかもどかしい時間だけが過ぎていった。

一時間以上経ってから、どうもただ転んだようじゃないようだから警察に連絡するか?と病院側が聞いてきて。

服やリュックに…踏みつけられた跡があったそうだ。

さっきの武蔵さんの言葉を思い出してしまった。
だから不本意だったけど「それは事情がわからないから本人の目が覚めるまで待ってくれ」って言ったら、それきり病院の人は俺のところにはこなかった。

また頭に血が昇ってしまって、落ち着くのが大変だった。
こんなにイライラしたのは、初めてだった。

暫く待ったけどなんにも言ってこないから、飲み物を買いに行くことにした。
救急待合の受付に一言いってから、自販機か売店を探そうと廊下に出た。

病院の中は、ざわざわとうるさかった。

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