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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第18章 こちら、アラシノ引越センター!


「やっぱ軽ぃなあ」
「女みてぇ」
「ガリガリじゃねえかよ!」

嘲りとゲラゲラ笑う声に、頭が真っ白になった。

「やめ…やめ…」
「あ?なんつったんだよ?聞こえねえよ!」

足が地についていないから視界が激しく揺れる。
何人かにリュックを掴まれて、釣られてるてるようだ。

「やっ…やめてくださいっ…!」

そう叫んだ途端、道端の少し草が生えてる地面に体を放り投げられた。
ガツッと頭がなにかにぶつかって、目の前に火花が散った。

「う…うう…」

急に力が入らなくなった。
逃げなきゃいけないのに。

「おい…ちょっと、やばいんじゃないの…?」
「このくらいで?ひ弱なんじゃねえの」

がつっと腰のあたりを蹴られた。

「うぅ…」

そのまま数回蹴られたけど、起き上がることも逃げることもできなかった。

「芝居してんじゃねえよ!」

髪の毛を掴まれてすぐにその手は離された。

「うわっ…こいつ、血出てる!」

え…俺、頭から血出てるの…?

「うわあ…どうしてくれるんだよ。手汚れたじゃねえかよ…」
「おい、てめえ誰にも言うんじゃねえぞ」

また背中を何度か踏みつけられ、声が遠のいていく。

まって…動けない…
誰か…


誰か助けて

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