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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第18章 こちら、アラシノ引越センター!


ぎゅっと拳を握ると、俺に向かって突き出してきた。

「…は?…」
「タッチ…グータッチ」
「あ、ああ…」

俺もグーを作ってタッチしたら、今度は大野さんへ。
大野さんはわけがわからないって顔しながら、グータッチした。

「まあ、不甲斐ないけどよ…そうやって、ふたりが仲良くなってくれたなら、ウチの会社に来てなんらかのいい事があったってことで、よかったよ」
「西川さん…」
「だってすぐ次の会社決まったら、嫌な印象しか残らないだろ…?」
「いえ、そんなことないですよ」

俺が言ったら、大野さんも頷いた。

「俺…こんな短期バイトに、気を使ってもらえるなんて思ってなかったから、嫌な印象なんかないですよ」

そう言うと、西川さんは安心したように微笑んだ。

「…俺、この仕事が好きなんだよ…」

照れて言うと、またあさりの酒蒸しを食べだした。

「児島さんも、そう言ってました」
「ぶ。あいつは、引っ越し屋以外の才能がないわっ」
「え、ひど…ぶぶっ…」

大野さんがツボだったらしくて、凄い笑い出した。
西川さんも大野さんを見て、笑ってる。

コツンと大野さんの頭をグーで叩いて。

「あ、これはあれだぞ。暴力じゃないからな?」

西川さんがそう言ったら、大野さん…
なんだか撃沈した。

…そんなに面白かった…?

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