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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第18章 こちら、アラシノ引越センター!


西川さんが面白がって聞いてくれるから、二宮くんが結構よく喋ってる。
なんか、俺も新鮮だなと思った。

あんまり…二宮くんは、人と馴染まないっていうか…

俺には、ちょっと心を開いてくれてるようだけど、他の人にはどっか壁があるっていうか。

本当は、人懐っこい人じゃないかと思うんだけど…

「いいとこあった?」
「いえ…やっぱ、デザイン系は難しいです…」
「えっ…デザイン?」

思わずいうと、二宮くんは俺の顔を見た。

「あれ…言ってなかったっけ?」
「うん。聞いてない。意外」

そういうと恥ずかしそうに烏龍茶をちびっと飲んだ。

だって、前に作業がなくて暇なときにした落書きを見たけど、そんなに上手とは言えなかった。

あれはあれで味があったけども…

「グラフィックじゃなくって、ウェブデザインだから…」
「ウェブ?」

西川さんが聞くと、頷いた。

「インターネットサイトのデザインです…レイアウトとかそういうののデザインなんで…」
「あ~そうなんだ…」
「お、大野さんは?」

急に二宮くんが俺に話を振ってきた。

「ああ…俺は、普通に商社の営業で…」
「えっ…そんな愛想ないのに?」

西川さんがはっきりいう。
ちょっと傷ついた。

「ルート営業なんで…あまり愛想は必要なかったです…」

ぶぶっと隣で二宮くんが吹き出した。

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