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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第18章 こちら、アラシノ引越センター!


ビクビクしながら数人、名前を上げた。
本当は言うの嫌だったけど言わないと終わらない雰囲気だったから…

作業員は、試験を受けて正社員になっている人と、試験がない契約社員の人と、面接だけのアルバイト、それから「人買い」からくる臨時日雇労働の人がいる。

正社員の人に殴られたことはないけども、契約社員の人と古株のバイトの人に、作業が遅いと何度か殴られたり小突かれたりした。
俺が非力で作業が遅いから苛立ったんだろうが、どうしようもないことだったから、本当にそれが嫌だった。

でも大野さんみたいに庇ってくれる人もいたし…社員の人はみんないい人だ。

だからなんとかここまで続けられてる。
他にいくところもないしね。

俺はまだいい方で、「人買い」から来る人達は、もっと酷い扱いを受けていた。

そりゃ、本当に駄目なやつも中にはいたけども…

初心者ならしょうがないって思うのに、怒鳴りつけて、無視とか。
流石に「人買い」の派遣会社は”他社の人”だから、殴ったりしたらまずいって思うのか、手は出さなかったけど。

あれなら、まだ殴られてるほうがマシだってほど、怒鳴られたりしてた。

そんなことをしてるから、最近「人買い」も人数を出し渋ってくるようになったってことだった。

誰も来たがらないって。

武田さんは俺と大野さんの話を、バインダーに挟んだ紙に書き取っていった。

「…わかった。ごめんね…今度からこういうことあったら、班長か俺に、必ず報告して。居なかったら、支社長か北島さんでもいいから」
「あ、はい…」

そっか…ガテン系だから、こんなもんだと勝手に思ってたけど…
やっぱ、ああいうの駄目だよね。

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