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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第16章 BOY【O side】EP.9


潤が翔を抱き上げて、ダイニングテーブルまで運んだ。
雅紀は潤を見上げてニヤリと笑うと、和也の体を少しずらした。
その横に翔を寝かせると、潤は上に着てたニットを脱ぎ捨てた。

「…潤ったら…」

雅紀はふふっと笑うと、潤の胸板にキスをする。

「雅紀…溜まってんだろ?」

さらりと潤が雅紀の髪を撫でると、ばれたかって顔して笑った。
なんだ。お前もか。

って、思ってたらいきなり雅紀と潤の濃厚なのが始まって。

「や…だぁ…もお…翔ちゃん…」

放ったらかしになってしまった和也が、横に寝てる翔を呼んだ。

「これ取って…?」
「え…」

どうしよって顔して翔が俺を見るから、頷いてやった。
とりあえず麻縄だけはテーブルの足から外して、手錠は鍵がないから外せない。

「雅紀…鍵どこやったんだよ?」
「んー…?」

潤にトロトロにされてる雅紀は、ズボンのポケットを指差した。
後ろから回ってポケットに手を突っ込んでみたけど、手に当たるのは雅紀のじゃじゃ丸くんだけだ。

「ねえぞ?」
「ん…逆だったかな…」

もう片方のポケットに手を突っ込んでみたら、小さな鍵が出てきた。
雅紀がちらっと俺をみて、それから和也を見た。

「あ」

和也が翔を捕まえておっぱじめてた。

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