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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第16章 BOY【O side】EP.9


俺も昨日は風呂に入り損ねていたから、朝風呂することにした。
翔と和也がしけこんでる風呂場に行ってみると、なにやら中は楽しそうな声が聴こえている。

「ふむ…」

パジャマを脱ぎ散らかして入ってみると、和也が翔の体を一生懸命洗ってるとこだった。

「あ、智来たの」
「おう。俺、昨日風呂入ってなかったし…」
「ああ…そうだね。本気で寝ちゃったもんね。じゃあ元気でしょ?」
「え?」

ぐいっと翔のケツをこっちに向けてきた。

「ひゃぁぁ…だからやだってばぁ…自分でするからぁ…」

翔、もう半泣き。

「いいじゃん…ローションのぬるぬる取るだけなんだから、ね?」
「やだぁあ…和くんのばかぁ…」

…おお…朝からすげえもん見た…

さっぱりして風呂からあがると、もう外は明るくなってた。
半泣きの翔と和也は先に上がっていって、浴槽に湯を貯めてゆっくりと入った。
それに新しく買ったシャワーヘッドが、水流が強くてダダダだったぜ…
堪能して上がったら、結構な時間が経っていた。

リビングには雅紀が居て、朝飯を作っているようだった。

「あ、智。コーヒー貰っちゃったよ?」
「おう。飲んでくれや」
「御飯のあと、いれなおしてあげるね」
「おう」

ガシガシと頭を拭いていると、小部屋から潤が出てきた。
素っ裸だ。隠せや。
そして寝癖がひどい。そして顔もぶすくれている。

「おはよー潤」
「おはよう雅紀、智。翔は?」

あれ?戻ってないの?
雅紀が苦笑いして、寝室を指差した。

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