• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第16章 BOY【O side】EP.9


もともと、あいつの持ち物だった土地で…
俺に譲渡する時、あっちの本国から派遣されてる土地調査の真っ最中だった。

くれるんなら日本の土地にしてくれっつったのに…
何故か頑固にドバイの土地を譲るって聞かなかったんだよな…あいつ…

で、俺に土地の譲渡が完了した頃に、結果が出て…

なんとかなりの量の原油が埋まってることがわかった。

あいつ…多分、わかってたんだろうな。
だからあんな必死になってドバイの土地、俺に残そうとしたんだ。

今は、あっちの国に土地を貸して、原油掘らせてる。
そのための会社も設立して、あいつがその会社の面倒見てる。
俺が関与してるのは、俺の土地から原油を掘って他の会社に売りつけるまでの会社だ。その会社のオーナーとして、その会社の利益を配分してもらってるって形になってる。

他の会社云々については、あっちの裁量に任せてるし、それ以上は望まないから、いいって言ってある。

日本で、こうやって生きて…夢、叶える分があればいい。

俺の代理人は国際弁護士に任せてあるから、もうあいつと直接会うことは…もう一生ないけれども…

すごく、感謝してる。

こうやって日本で生きられること…


こうやって、こいつらに出会えたこと…




みんな、あいつのお陰だから

/ 831ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp