第13章 BOY【N side】EP.6
俺は今、学校に行ってない代わりに、撮影のない日は映像編集を雅紀から習ってて。(その時間もバイト代でてる。妙にこういうとこはきっちりしてる)
その部屋は、AV倉庫兼パソコンとかの機械を置いておく部屋になってるから、毎日毎日ゲイビに囲まれてゲンナリしてる。
「ほ…程よく頭おかしいって…褒めてる?」
ガクっと後ろにいる雅紀がずっこけた。
「あー…うんうん。褒めてる褒めてる。ね、もう脱いでいい?俺、晩飯作んなきゃ…」
もうお腹がぐーぐー鳴っちゃってるもん。
「だ…だめだ…」
「は?」
「お…押し倒したい…」
智が前かがみでおまたに腕を挟んだまま立ち上がった。
「ちょ…やめてよ。新品なのに!」
「あうううっ…でもっ…なんて…なんてやらしいんだ!」
「あほか…今度、制服の衣装持ってきたら、やってあげるから…」
「えっ?ホント?」
「え…まじで言ってる?」
「まじだ。それほど和也、やらしい」
「ぶっ…もお…しょうがないなあ…」
「きーまり!雅紀!今度制服、倉庫からもってこい!」
「自分でやれよ」
「えっ」
「えっ」
またぶはって雅紀は吹き出してる。
「わかった。じゃあ今日は、裸エプロンして?」
何いってんだ、このおっさん。