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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第12章 BOY【M side】EP.5


それからも、男は学校まで俺を迎えに来て。
何度も何度も男の部屋で犯された。

いつもいつも脅されて。
バラすぞって。

嫌なのに
気持ち悪いのに

「潤…やべえじゃん…お前、中だけでイケるようになってんじゃんよ…」
「違う…」
「嘘つけ。どんだけイッてんだよ…」

ギシギシ、ベッドが煩い。
安物のベッド。
汚い部屋。

なんでこんな奴に。
なんでこんなことさせてんだろ。

今日は俺の手を紐で縛って動けないようにしてる。
こんなので興奮すんのか…

バカみたい

汗で身体がベタベタして気持ち悪い。
男の汗が…身体にくっついて気持ち悪い。

「もう…やだ…」

ミシミシギシギシ…
ベッドが揺れる音の合間に、男の部屋のドアが開く音がした。

「な…に…?ちょっと…」
「うるせえな。集中しろよ潤」

ぐいっと頭を押さえつけられて。
顔をマットレスに押し付けられる。

「ヤダっ…やめてっ」
「うるせえ!学校で写真ばら撒くぞ!」

男は後ろから突き上げながら、俺の目を何かで目隠しした。
手が縛られててそれを取ることも、逃げることもできなかった。

「まだかよ?」

誰か、知らない男の声が聞こえた。

「もうイキそうだから、ちょっと待てよ」
「可愛い子じゃん…早くしてよ。高校生なんて滅多に食えないんだから」
「うるせーな。金持ってきたのかよ?」
「持ってきたよ。1万。早くヤラせろよ」




1万


俺の値段


1万だって


なんだか、おかしかった。
俺って、安いんだ。
安いな俺。





俺って





なんなの?
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