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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第11章 BOY【S side】EP.4







本当に、夢のような時間だった





「翔、大丈夫…?」
「うん…」

あれから俺は意識をぶっとばしたみたくて…
気がついたら、松本さんにお風呂に入れてもらってた。

こんなことも初めてだった。

「立てる?」
「なんとか…」

足や腰に全く力が入らない。
それでもなんとか身体を洗ってもらって、またベッドに戻ってきた。

「ごめん…一回だけだったのに…」
「ううん…」
「ココ…柔らかかったから…その、もしかして初めて、じゃないよね…?」

俺の腰をすっと撫でながら、松本さんの顔が険しくなった。

「違うけど…でも…」
「ん…?」

ベッドで横になる俺のそばに腰掛けて、松本さんは心配顔だ。

「こんなの初めてで…身体がビックリしたのかも…」
「ふふ…可愛い…」

サラリと、俺の前髪を撫でていった。

「ルームサービス、取ったから…それ食べたら、元気になるかな…?」
「えっ…」
「何が好きかわからなかったから、肉と魚、両方頼んだよ」
「松本さん…」
「約束は、守るよ…これからどんどん翔を美味しそうに太らせるからね…」
「あっ…でも…」
「ん…?」

食事に行くだけでも、金が掛かること…
ちゃんと説明した。

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