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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第11章 BOY【S side】EP.4


「…わかった…」
「え…?」
「翔がすごく真面目に仕事してるっていうのは、わかったよ」
「松本さん…」
「じゃあ、こうしよう。客である俺が…俺が、翔の乱れる姿を見たいんだよ?その姿に金を払おう。これならどう?」
「え…」

そんなこと言われても…
松本さんみたいな客は初めてで、どうしていいんだかわからない。

答えられずにいたら、強引に腕を引かれた。
どさりと松本さんの胸板に飛び込んだ。

「…そんなこと、考えられないほど…」

耳元で松本さんが、低い声で囁いた。

「乱れさせてやるよ」

背中を、ぞくりと何かが走り抜けていった。

ふわりと体が浮いたかと思ったら、松本さんが俺を抱き上げて…そのままベッドに倒れ込んだ。

俺の服を強引に脱がすと、松本さんもすべて脱ぎ捨てて。
そのまま俺に覆いかぶさってきた。

優しく俺の唇にキスをしたかと思ったら、息もできないほどの激しいキスが来て。
身体から力が抜けて、松本さんのされるがままになってしまう。

「あっ…あ…」

さっき、あんなこと言わせたのに、ちっとも舐めさせてくれなくて。
逆に、俺の体中、松本さんの唇が這っていく。

「まっ…て…おねが…い…」

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