第11章 BOY【S side】EP.4
「まつ…もとさん…」
「ん…?」
綺麗な背中の皮膚に手を這わせた。
「舐めたい…」
いつもだったら…無理やりやらされるけど、今日は違う。
気持ちよくしたいんだ…この人を。
「どこを?」
「え…」
松本さんは、体を離すと俺の顔を覗き込んだ。
意地悪く微笑むと、俺の唇に指を付けた。
「このかわいいお口から聞きたいな…俺の、どこを舐めたいの…?」
「え…」
急に恥ずかしくなった。
顔が真っ赤になるのが、自分でもわかった。
「言って…?翔…」
そう言いながら、松本さんは俺の手を取って。
ズボンの上から、自分の股間に触れさせた。
「あ…」
硬くなってる。
すごく、嬉しい。
「これ、舐めたい…」
「これ…?」
ぎゅっと手に力を入れて。
くっきりと掌に、松本さんの形を感じる。
俺で興奮してくれてるのが、すごく嬉しくて。
もっと気持ちよくしたくて…
「おちん…ちん…舐めたい…」
懇願するようにそう言うと、松本さんはすごく嬉しそうに笑った。
「嬉しいよ…翔…」
そう言いながら、少し体を起こしてズボンのトップボタンを外した。
ファスナーを下ろすと、俺の顔を見た。
「いけない。シャワーしよう」