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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第11章 BOY【S side】EP.4


あんまり…

「俺…ガリガリだから…恥ずかしくなった…」

あんまり松本さんが優しく笑うから…
思わず正直に言うと、目を丸くして。

それから破顔した。

「じゃあ…これからは俺が太らせてあげる…」
「え…?」
「いっぱい食べさせて、丸々と美味しそうになったところを、頂こうかな…」

今度、ディナー行こうね。

そう言って、ちゅっとキスをくれた。

でも…仕事以外で外で会うことは、だめだって言われてる。
全部申告して、その分もお金もらわなきゃいけないのに…

そんなこと、この人には言えない。

「今日はもう、食べた…?」
「ま、まだ…」

家で妹が飯作っててくれるから…
それに、この仕事してたら腹を空っぽにしてこないと、酷いことになるし…

「んじゃ…ルームサービス取ろう?」
「だっ…だめっ…」
「え…?」
「だって…その…セックス…」
「ああ…」

愛おしそうに俺の頬を手のひらで包むと、また笑った。

「じゃあ…俺が翔を食べてから、翔もご飯食べようね?」

松本さんの綺麗な顔が近づいてきて、唇が重なった。
柔らかい唇は、さっきと違ってゆっくりとふんわりと俺の唇を包んだ。

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