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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第11章 BOY【S side】EP.4


缶を松本さんに渡そうとしたら、苦笑いしながら顔が近づいてきた。

ぺろり、唇を舐められた。

「ホントだ…甘いね。美味しい…」
「え…うん…」

もう、どうしていいかわからなかった。


いつもの客は…
部屋に入ったら、シャワーも浴びないで俺に咥えさせて。
慣れてもいないケツの穴に突っ込みたがった。
切れて血が出ても構わないんだ。

あいつらにとって、俺はオナホ。
生きてるオナホだから、物と一緒なんだ。

だから、乱暴に扱ったっていいと思ってる。


「もっと、甘いの飲みたい…」
「あ…え…?」

缶を持ってる俺の手を、口元に近づけてきたから、レッドブルを口に含んだ。
すぐに松本さんの唇が近づいてきて、俺の唇と重なった。

冷たい液体を吸い上げるように、半開きの口を松本さんが吸う。

「ん…」
「ふ…美味しい…翔、甘いね…」

口角を舐められながら、そっと身体を引き寄せられる。

「もっと飲ませて…?翔…」
「うん…」

口にまた冷たい液体を流し込むと、松本さんがそれを吸い取って…
何度も何度も唇を合わせて。

レッドブルの缶は半分くらいまで減ってしまった。
その頃にはもう、身体が熱くて…

早く、もっと深いキスが欲しくて…

「ね…ぇ…松本さん…」

早く、抱いて欲しくて…

「ん…?どうしたの?翔…」

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