第10章 もっと♡にゃんこわんこ
「ん…?」
画面を見たまま、翔は固まった。
「どしたの?翔ちゃん…」
「翔くん…?」
あいばせんせいとまつもとさんもスマホを覗き込んだ。
「みっ…見るなっ…」
「え…?これ…え…?」
「おたくら…人間同士で…」
「えっ…あっ…」
「ち、違くて!」
まつもとさんと翔は焦り始めた。
「くふふ…」
「かず…?」
かずはわるいことした顔をして、笑ってる。
「こ…こんなんいつ撮ったんだよ!?」
翔がおこった!
「かず!お前だろ!どうしてこんな写真待ち受けにするんだ!」
スマホの画面には、まつもとさんにうでまくらする翔が写ってた。
「きゃい~~~んっ…」
「わるいこ!わるいこ!」
「ごめんなしゃ~いっ…」
翔がかずのおしりペチペチしてる間に、あいばせんせいとまつもとさんは朝ごはんを食べている。
ぼくはいっしょにわるいことしたから、朝ごはんまだだって…
にゃうん…
「相葉さん…翔くん、あの話前向きだよ」
「え?ほんと…?」
「うん。だから、相葉さんもちょっと考えてみてくんね?」
「ああ…わかった」
「俺達も今日、じっくり話しとくからさ」
「頼んだよ。潤」
「はあい」
「…ついでに…今度俺にも掘らせろよ?」
「え…?人間同士なのに?」
「俺も混ぜろ!寂しいだろっ!」