第10章 もっと♡にゃんこわんこ
かずはベッドの上で座って、ボトルからお水を直接飲んだ。
「ふはぁ…そろそろみんなを起こさないと…」
かずが時計を見上げた。
あさの6時になってた。
「みんなお仕事行けるのかなあ…?」
だってさっきまでなんか…翔とまつもとさんもなんかしてたし、あいばせんせいはずっとぼくとかずと一緒に…
「さあ…でも、お休みするにしても連絡しなきゃね…?」
「れんらくぅ…?」
そっか、もちもちするんだ。
翔のスマホで。
ぼくわかった。
ベッドから降りると、翔のかばんからスマホを取り出した。
それを持って、寝室に戻るとかずはにっこり笑った。
「あら…さとしいいこだねえ…」
「うん!大人になったもん!」
「貸して。それ」
かずはスマホを受け取ると、なんかカシャカシャしてる。
「さとし、翔の腕まつもとさんに掛けて?」
「うにゃ?」
「そうそう。翔の腕に松本さんの頭乗っけて?そう」
カシャカシャすると、こんどはあいばせんせいの腕にねんねしろっていう。
「いいよいいよーさと、相葉先生にちゅーして?」
「にゃ」
ちゅうってしてるのをまたかずはカシャカシャした。
「ふふふ…いい写真撮れた…」