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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第9章 からふるどろっぷすす from ドラジェ ─dragee─


「ふ…」

なぜだか笑いがこみ上げてくる。

「なによ…翔さん、キモチワル」

よっこいせと立ち上がって、ニノがベッドに座った。

「潤…かわいいなあ…」
「ふふ…もう、独り占めしちゃだめだからね?」
「わかってるよ」

それに、潤は乱交燃えるみたいだからな。
ま、俺も人のこと言えないけど。
独り占めにするには、もったいない逸材。

ニノは潤のハーフサイズくんに手を伸ばすと、ゴムをしゅぽっと取ってやった。

「潤ったら、こんないっぱい出して…」

ぷらぷらと俺の顔の前でゴムを振ってる。
確かに多い。
溜まってたのか?

それとも…気持ちよすぎた…?

きゅっとゴムを縛ってゴミ箱に捨てると、ハーフサイズくんをウエットティッシュでふきふきしてる。

「ねえ…翔さん…」
「ん?」

ふふっと笑った。

「ずっと…みんなで…」

そう言うと、顔を上げて俺を見た。
ものすごい…色気を湛えた目で俺を見てる。

「潤のことかわいがって行きたいね?」

それは、とても素晴らしいプランだった。

「俺さ、いつまでも商売でえっちしてたらさ…体壊しちゃうし…気の合うパートナーが居たらなあって思ってたんだよね」
「まあな。ケツがバカになっちまったら、終わりだからな」
「そう!そうなのよ!」

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