第9章 からふるどろっぷすす from ドラジェ ─dragee─
「まーさーきー…ティッシュ…」
ゴロンと智が雅紀の方へ転がった。
引き締まった小さいケツが見えた。
そのケツをするりと雅紀は撫でる。
「ああ…腹にいっぱい出てんじゃん…」
くすっと雅紀は笑うと、ティッシュで智の腹を拭いてやってる。
「で、どうだったの?潤のカワイコちゃんのお味」
「んー…ハーフサイズだけど…すっごい前立腺に当たって。硬いし…あんま、大きさ気にすることないと思うけどね…」
「智も相性いいんだ?」
「だってピンポイントに来るんだよお?」
「…俺のとどっちがいい?」
んふっと智が笑った。
「雅紀の…ずっと食べてないから、忘れちゃったぁ…」
「そーこなくっちゃっ」
雅紀はベッドから降りて床に立った。
復活したじゃじゃまるくんは、ピンと上を向いてる。
「はい、あーんっ」
「あーんっ」
天然コンビは、もう二回戦らしい。
「もお…元気ねえ…」
ニノが床に座りながら、こっちを見た。
「翔さん、潤は?」
「ん…気持ちよさそうな顔して寝てる…」
気絶した潤は、そのまま寝に入っているようで。
規則正しい寝息が聞こえてくる。
そっと前髪をどけて顔を眺めると、子供みたいに無邪気な顔をしてる。