第9章 からふるどろっぷすす from ドラジェ ─dragee─
「あーっ…ああ…ちくしょうっ…俺ももうっ…」
ニノが汗を飛ばしながら、眉間にシワを寄せて腰を突き上げてる。
すげえ…オスだ…
「潤っ…行くぞっ…」
「和也ぃっ…イクっ…」
「あっ…やばっ…俺もっ…出ちゃうっ…」
智がぐわっと潤の腰に足を回して、だいしゅきホールドを決めた瞬間、ニノの色っぽい声が聞こえて。
「ああっ…あっ…くっ…」
やば…なんつー色っぽい声…
「ふぁ…あ…」
智は満足そうに微笑んで、全身で潤にしがみついて目を閉じてる。
「あれ…潤くん?潤くん…?」
雅紀がペチペチと潤の頬を叩いた。
「あ~…気絶しちゃった…」
「だろうな…」
こんな串刺しにされんの初めてだろうし。
つか…潤、この前までバージンだったしな。
ちょっと刺激強すぎたか…?
「あー…ヤバかった…潤、この前より凄くなってる…」
「やっぱり?」
「翔さんがみこすり半なのわかるわ…」
「早くて悪かったな…」
ニノはニコっと笑って、潤からずるりと抜け出した。
「うわ…いっぱい出てる…」
ニノはそう呟きながらベッドから降りていった。
「よし…翔ちゃん手伝って。智重そうだから…」
「おう」
雅紀とふたりがかりで、気絶してる潤の体を持ち上げて。
まだ余韻に浸ってる智の隣に寝かせてやった。