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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第9章 からふるどろっぷすす from ドラジェ ─dragee─


「あーっ…ああ…ちくしょうっ…俺ももうっ…」

ニノが汗を飛ばしながら、眉間にシワを寄せて腰を突き上げてる。
すげえ…オスだ…

「潤っ…行くぞっ…」
「和也ぃっ…イクっ…」
「あっ…やばっ…俺もっ…出ちゃうっ…」

智がぐわっと潤の腰に足を回して、だいしゅきホールドを決めた瞬間、ニノの色っぽい声が聞こえて。

「ああっ…あっ…くっ…」

やば…なんつー色っぽい声…

「ふぁ…あ…」

智は満足そうに微笑んで、全身で潤にしがみついて目を閉じてる。

「あれ…潤くん?潤くん…?」

雅紀がペチペチと潤の頬を叩いた。

「あ~…気絶しちゃった…」
「だろうな…」

こんな串刺しにされんの初めてだろうし。
つか…潤、この前までバージンだったしな。

ちょっと刺激強すぎたか…?

「あー…ヤバかった…潤、この前より凄くなってる…」
「やっぱり?」
「翔さんがみこすり半なのわかるわ…」
「早くて悪かったな…」

ニノはニコっと笑って、潤からずるりと抜け出した。

「うわ…いっぱい出てる…」

ニノはそう呟きながらベッドから降りていった。

「よし…翔ちゃん手伝って。智重そうだから…」
「おう」

雅紀とふたりがかりで、気絶してる潤の体を持ち上げて。
まだ余韻に浸ってる智の隣に寝かせてやった。

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