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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第9章 からふるどろっぷすす from ドラジェ ─dragee─


雅紀にオートロックの呼び出しをさせて、4人で松本潤のマンションの部屋に突撃した。

「えっ…!?」

ドアを開けた瞬間の、可愛い顔ったら…
みるみるバラ色に頬を染めて…目も瞬時に潤んできた。
もおうっ!おまえ、なんでそんな可愛いんだよっ!

「おじゃましま~す!久しぶりね、潤!」
「もう、俺…潤の顔見たら出ちゃった…」
「なにしてんだよ…智…風呂、借りるな。潤」
「あ、あ、あのお…ヒュアキントスから来ました!」

一応、雅紀だけ仕事だから定形の挨拶してっけど、潤は聞いてないようだった。

「料金の交渉、やっとけよ~雅紀…」
「えっ…やる意味あるの…!?」

呆然と立ち尽くしてる潤を、雅紀に任せておいて俺たちは部屋に突入した。

「ちょ…雅紀!?これ、どういうこと!?」
「い、いや…あの、他の3人は今日は仕事じゃないから…ねっ?潤ちゃーんっ!」

リビングまで行くと、なんかいい匂い…
あ、酢豚か!

「これ…もしかして…」

ニノが俺を見上げる。

「うん…可愛いやつだなあ…」

なんか、柄にもなく胸がきゅっとしてしまった。
どんな顔して、酢豚作ってたんだろうって思うと…

雅紀に習ったから、雅紀に食べてほしくて作ったんだろうなあ…

潤……可愛いやつっ…!!!

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