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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第9章 からふるどろっぷすす from ドラジェ ─dragee─


「相葉ちゃんのは潤だってわかったけど…ニノのわからなかった…」

智はなぜか股間を触っている。

「うっそだろ…俺だけわかってなかったってこと…?!」

雅紀、だからおまえは可愛いんだ。

ニノが苦笑いして俺を見た。

「で?翔さんは…どうだったわけ?松本潤の味見…」

ふっと笑いがこみ上げてきた。
味見どころか…

ふふんと笑うと、床に手をついてふんぞり返った。

「俺、童貞貰ってやったよ」
「「「ええええ!?」」」
「しかも、一晩フルコース…とっても美味でした」

智が完全にイッちゃった目で、股間をぎゅっと握った。
ニノがちょっと嫉妬の目で見てくるのが気持ちいい。
雅紀はまだ呆然としている。

「でも…あのサイズ感…どうだったの…?」

イッちゃった智がやっと戻ってきて、素朴な疑問をぶつけてきた。

「それがさ…反りがさ…」
「え?ソリ?乗るの?」
「ちがーわ。サンタじゃねえよ、そ・り!」

そう言って、くいっと指でバナナ状の線を空に描いてやった。

「あ、ああ」
「それ、大事よねえ…」

ニノがおばちゃんみたいに頷く。

「ちょうどフィットしたんだよね…俺に…」

そう…今思い出してもゾクゾクする…
ちょうどいいとこに当たるんだよな…松本潤のカワイコちゃん…

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