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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第9章 からふるどろっぷすす from ドラジェ ─dragee─


「何すんだよっ!?」

めっちゃオス全開の声で怒鳴られたけど、やるしかない。
脇腹に入れた手を上に滑らせて…見つけた。
ニノの可愛い右ちくび。
きゅっと指で摘む。

「ふぁっ…!?」

ビクリとニノの身体が震えた。

「ちょ、翔さんっ…」

少し怯んだ隙きを見て、さっとニノの背後に身体を滑らせる。
左手も服の中にするりと入れて、左のちくびも掴んでやった。

「やっ…あんっ…」

こいつ、両ちくび弱いんだよね。
左耳にふっと息を吹きかけ、軽く耳の後ろにキスしながら両ちくびを捏ねてると、みるみる力が抜けてきた。

「あっ…やっ…こんなとこで…嫌ぁ…」

出た。モロメス子。
俺の胸に凭れるように脱力してくる。
さらっとニノのセットしていない髪の毛が俺の頬に掛かる。

その向こうに、ホッとした顔の雅紀と、涙目でこっちを見る智が見えた。

「急にこんなとこで怒るなよ…?な?ニノ…」

わざと低い声で囁くように言うと、鳥肌を立てた。

「やっ…みみ、喋っちゃ嫌ぁ…」

すげえな。こんなあっという間に入れるもんなんだ…
俺はどっちかっていうと、その気になるまで時間が掛かる方だから…ただただ、ニノの才能には感服する。

「可愛いよ…和也…」
「やん…しょお…」

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