• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第9章 からふるどろっぷすす from ドラジェ ─dragee─


そのまま身悶えしてる智は、ほっぺを赤く染めた。

「俺ぇ…童貞じゃないけどさあ。でもちんこ突っ込んで、あんな気持ちになったことはないんだよぉ…」
「へえ…?」

ニノが智に手を伸ばして、落ち着かせるように猫っ毛の髪の毛を撫でた。

「ふにゅ…きもちい…」
「…で?どんな気持ちになったの?」
「ん~…なんかぁ…ずっと中に居たいっていうの…?」
「ほう…」
「で…俺、普段さあ…仕事で、好きとか言わないんだけど…言わせちゃったっ」

ってまた身悶えし始めた。

「言って?ってお願いしたらさぁ…超カワイイ顔して…真っ赤になって、目ぇ潤ませて俺を見上げるんだよ…?んで、ちっちゃい声で…しゅき…ってさぁ…あああ!」

いつの間にかニノが、智の髪の毛を鷲掴みにしてる。

「にっ…ニノちゃん!?」

雅紀が慌ててニノの手を剥がそうとしてる。

「さ、智の少ない髪の毛抜けちゃう!」
「なああにいいおおおお!?」
「いだああああいっ…やめてぇえええ!」

やばい。完全にオスになってる。
やばい。これは俺でも怖い。

「翔ちゃんっ…!ボケっとしてないで止めてよっ!」

雅紀がすごい顔でこっちを見るから、仕方なくニノのシャツの脇腹に手を入れた。

/ 831ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp