第9章 からふるどろっぷすす from ドラジェ ─dragee─
「ちょっと…智…?」
よくみると、智の手がもぞもぞと動いてる。
テーブルの下でもぞもぞ…
「ちょ…何やってんのよあんた!?」
ニノが智の手を掴んだ。
やっぱり…智のやつ、ジーパンの上からでもシコってやがったな…
「えー…だってぇ…俺もお客さんのこと思い出してぇ…」
「は?これから仕事だっつーのに、よくやるわ」
「だって俺ぇ…今日、すっごいシたくて…我慢できないよぉ…」
「もお!相葉さんにでも頼みなさいよ!」
「まっ…ちょっ!俺だって今日仕事しにきたんだよ!?」
「あんたなんか馬車馬みたいに絶倫じゃない!一発出したくらいでどうってことないでしょ?」
「ば、馬車馬って…!見たことないよぉっ…」
そこじゃねえだろ、雅紀…
ニノも自分のことを棚に上げて酷い言いようだ。
つか、おまえらもヤったのかよ…
……雅紀も絶倫だったのか。
今度暇なときお願いしてみよう。←オイ
「やだー…だって雅紀、でかいんだもん…」
「ちょ、さ、智っ…シーっシーっ!」
雅紀が焦って人差し指を口に当ててる。
「…智ともシたわけ…?」
ニノが明らかに怒りモードに入った。
でも今度はメスモードのままだ。
これはちょっと面倒なことになりそうだ…
「えー?だって俺の初めての客、相葉ちゃんだよ?」
でっかい天然爆弾が一個、落とされた。