• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第2章 今日の猫来井さん③


「あれ…?」

買ってきたものを作るもの順に並べていると、疑問が湧いてきました。

猫宮さんは猫野さんと、相当仲良くしてらっしゃいました。
私の前で平気でマウストゥーマウスでちゅっちゅと、ごあいさつをされるくらい…

しかし、先程は猫本さんとあのようなことを…

「…もしかして…!」

浮気!?

ぞわわわと鳥肌が立ちました。

わたくし、見てはいけない現場をみてしまったのでしょうか!?

「家政婦は見た…?」

しかし、ですよ?
猫本さんも猫宮さんも…いえ、猫野さんも猫葉さんも…私のことを全員であのように…

「ふにゃあああ!!!」

思い出してはいけないことを思い出しました!
仕事中なのにっ!

いや、あれも仕事中の出来事でございました…

それも二回も!

「なにしてんの?」

ダイニングテーブルに手をついて、必死で忘れようとしておりましたら、また真後ろから声が聞こえました。

「ふぎゃっ…!」

慌てて壁まで飛び下がると、また猫本さんが立っていらっしゃいました。

「ぶっ…くっくっくっ…」

笑いをこらえながら、私の方に歩いていらっしゃいます。

「だから…なんでそんな避けるのさ…」

/ 831ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp