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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第8章 遠別


「コラ…」
「ごめんなさい…」

びちょびちょの顔面をさっと手で拭うと、最上級の笑顔を見せた。

「だって、初めてドライでイカせたんだよ!?すっごく興奮しちゃって…」
「だからって、顔射?」
「う……」

ほらああ…俺の予想通りじゃねえか…

「…したんだ…?顔射…」
「う…うん…」
「もしかして、気絶してんのに挿れた…?ケツに…」

なんか、痛いんだよね。
腰もだけど、ケツの穴も…
指くらいじゃこんなにならないから…もしかして。

「…挿れた…解れてたし…」
「とんだ鬼畜だな、オイ」
「だって久しぶりに、中に挿れたかったんだもん…」
「…なにも気絶中にするこたなくね?」
「だって起きないんだもん…」

またぷうっと頬が膨らんだ。

「なんで、あなた様が拗ねるんですか?」

また頬を突いたら、ぷうっと音を出して萎んだ。

「拗ねてないです。ごめんなさい」
「あ。なにその言い方」
「ごめんなさいは、ごめんなさいですう」

上目遣いに俺を見ると、ぶーって吹き出して。

「もお…反省してないだろ…」
「してるよ…今度は起きてるときにするから…」

いや、顔射はヤメロ…
俺だってしたことねえだろうが…

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