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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第8章 遠別


首を絞められたみたいに、苦しい。
下半身から、頭にぎゅうっと血が登ってくる。

「まって…それ、無理…」
「だめ…怒った、俺」
「ごめん…外して…」

息苦しさに、手を動かすこともできない。
夕方から、ずっと君の身体を貪っていた俺には、あまり体力が残っていなかった。
抵抗しようとしたが、力が抜けて…

そんな俺を見下ろして、薄く笑う君は…


こんなに淫らなのに
こんなに妖艶なのに

清らかで
美しくて


なぜか、涙が滲んだ


ぺろりと、舌で唇を潤すと、また同じ場所に座って。
手に、ローションを改めて取ると、また俺の後口に指を入れた。

「ああ…いいね……」

くすくす、独りごちると。
根本を戒められて張り詰めてる俺自身を、また口に含んだ。

今度は亀頭だけを口で包み、顔を動かして執拗に舐め回す。
時々、裏筋を舌が這っていって…そして、中にはいっている指が前立腺を弄び続けている。

「あっ…あああっ…嫌っ嫌っ…」

特大の波が来るのに。
解放できない苦しさ。
狂いそうになる。

出口の見えない、快感

「外してっ…外してっ…ああっ…ねえっ…」

大きな喘ぎ声が出て、身体を女みたいに捩ってるのに。
もう何も考えられなかった。

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