第8章 遠別
「まだ若いって…変わんないで…っ…ぁ…」
そう言ってる途中で、俺自身を君は温かい口で包み込んだ。
ぬるりとした口の粘膜と舌が、亀頭を擦る。
じわり、快感が昇ってくる。
「せっかちだな…」
布団の中に手を入れて、君の髪を撫でた。
猫っ毛の柔らかい髪…
しばらく手で弄んでいると、君も俺自身を口の中で弄ぶ。
「っ…ふ…」
気持ちよさに漂っていたら、突然俺の後口に触れられた。
「ちょ…いつの間に…」
その指にはローションが塗られていた。
「ふふ…」
布団を捲くりあげると、君はいたずらっ子みたいに微笑んでる。
ぬるりと俺自身を口から出すと、ぐいっと再度、指を後口に押し付けた。
「あっ…まっ…て…」
「…なんで…?」
「だって…中、洗ってない…」
「大丈夫だよ…だって、何も食べてないじゃん…」
「そ、だけど…」
生な体臭を君に感じさせるのは、抵抗があった。
でも、君はそんな俺を微笑んで見てる。
「今日はずっと俺が下だったんだから…いいでしょ?」
「…もう…わかった…」
そう言うと、嬉しそうに笑って。
「恥ずかしがってるの、そそる…」
「バカ…早く舐めろよ…」
そう言うと、パクンと屹立してる俺自身を口に入れた。