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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第7章 大野の紋章~考古学者大野智の憂鬱~


叫んだ瞬間、指が中に入ってきた。

「っあっ…」

そんなとこに、なにか入るなんて、初めてで。
異物感と少しの痛みで、身体が勝手に跳ねる。
ジュンフィスの口の中で、爆ぜそうになった。

「や…だっ…そんなに、いっぺんにっ、むりっ…」

なんとか落ち着こうと、ジュンフィスを見つめるけど。
俺のこと見つめたまま、やめてくれない。

「ジュンフィスぅ…」

首を少し横に振ると、指の動きが激しくなる。
同時に、熱い舌で裏筋を舐め上げられて。

何が起こってるのか、わからない。

気持ちいいのに、衝撃。

身体が半分に割れそうだ。

一本だった指が、二本になり。
二本だった指が、三本になる頃には、もう脳が痺れたみたいになってて…

その指の違和感に慣れることなんてないと思ってたのに…
すっかりと、脳がその感触を受け入れてる。

脳が、身体がおかしかった。

「あっ…んっ…じゅっ…んっ…」

途切れ途切れに呼ぶ声に、愛撫で返事が返ってくる。
身体の奥から、熱と汗が噴き出して止まらない。

「ジュンフィスっ…も、だめ…」

意識が飛びそうだった。
もう、限界まで高まった熱が、頭の中に吹き荒れてて。

ジュンフィスが、体を起こした。

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