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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第7章 大野の紋章~考古学者大野智の憂鬱~


少し汗ばんでる広い背中。
手のひらで肩甲骨から腰の括れまでするりと撫でると、少しジュンフィスが震えた。

やっぱり敏感で…嬉しい。

ちょっと悔しそうな顔をすると、するりとワンピースの裾から、ジュンフィスの手が入ってきた。
キスをしながら太ももの内側をサラサラと撫でられて、鳥肌が立った。

「ん…くすぐったい…」
「ふ…」

少し笑いながら、俺の首に腕を回すと、胸飾りや首飾りを外された。
腰のベルトもシュルリと抜かれた。
寝台の下に、それを放り出すと、自分の装身具も外し始めた。

お互いに、白い麻の布でできたもの一枚纏っただけの姿になる。

少し…恥ずかしい。

でも…ジュンフィスに触りたかった。
そっと手を伸ばして、腿に触れた。
ジュンフィスがしたように、腰布の中に手を入れてサラサラと撫でると、小さな吐息が漏れた。

なんか、嬉しかった。

ジュンフィスは微笑むと、首筋に吸い付いてきた。

「あ…」

そこ、弱い…
思わずビクリと反応してしまって。

「シャトシ…」

笑いを含んだ声に、ちょっとだけ恥ずかしくなったけど。


俺…ジュンフィスが欲しい


だから、今日はもう…

ジュンフィスの首に腕を巻きつけて抱きつくと、ゆっくりと寝台へ押し倒した。

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