• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第7章 大野の紋章~考古学者大野智の憂鬱~


なんとかそれだけ小さな声だけど伝えたら、やっと手が離れていった。

体中の力が抜けて、ジュンフィスにより掛かるように脱力していたら、抱き上げられた。

「ふふん…このようなときは、シャトシも可愛いくなるのだな」

笑いを含んだ声で言われて、恥ずかしくて消えたかった。

俺だって想定外だよ…あんなふうになるなんて…
一体、何でなんだろう…

「う…うるさい…」
「おお。口だけは達者なのだな」

そう言いながら、ジュンフィスは箱庭から出て、王宮の中に入っていく。

ぎゅっとジュンフィスの首根っこに抱きついて、目を閉じた。
なんだか、俺が俺じゃないみたいに、変だ。

胸が…なんか、変だ。

ジュンフィスの匂いがする。
すごく、いい匂い。
花みたいな、いい匂い。

そのにおいを感じてたら、身体の芯が…また熱くなってくる。

どうしちゃったんだろ…俺…

アソコ、またジンジンしてきた…
なんか、変…

「ん…ぁ…」

俺ので濡れちゃったワンピースの布が、俺のアソコに触れて疼く。

「なんだ…どうした…そのような声を出して…」

また笑いを含んだ声が聞こえて、本当に恥ずかしくて。
抱きつく腕に力を入れて、一層ジュンフィスにくっついた。

/ 831ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp