第7章 大野の紋章～考古学者大野智の憂鬱～

その声が…

あまりにも心細そうで
懇願するようで

王のくせに…
さっきまであんなに偉そうにしてたのに…

「ジュンフィス…っ…」

寂しいの…？

「シャトシ…」
「あぁっ…気持ちいい…」

そう感じた瞬間、下半身が熱くなって。
急激に、高ぶった。


可愛いと、思ってしまった


「いい…？」
「ん…ジュンフィスもっと…」

なぜだか、甘えるような声が出てしまう。
女…みたい…

恥ずかしい

だけど、止めることができなかった。

「あっ…あっ…じゅんっ…」

体が勝手に震えるほど、気持ちよかった。
こんなの初めてだった。

「い…イク…あああっ…」

ジュンフィスの手が、俺のことぎゅううっと握りしめた瞬間、俺は果てた。

「あっ…あぁ…」

ワンピースを濡らして、大量に出しちゃった…
ジュンフィスの手は、まだゆるゆると俺を扱いてる。

「やだぁ…」
「シャトシ…シャトシ…」

またジュンフィスの唇が降ってきた。

「手、止めて…くすぐったい…」
「やだ…」
「ジュンフィス…っ…」

ぎゅうっとジュンフィスの首根っこに抱きつくと、少し紛れた気がした。

「またでちゃうから、やめてぇ…」