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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第7章 大野の紋章~考古学者大野智の憂鬱~


なんて目を閉じて悶々としてる間にも、ベッドの上では何やら行われている。

「あん…ジュンフィス…そこ、いい…」
「おまえ、こんなになってるじゃないか…」

なんて、もおっ!
なんで俺がここにいるのに盛り上がれるんだよ!
王家の子息って、誰かに常に見られてるから平気なのかなあ?
もおおお!古代の人間、野性的すぎるっ…!

そっと部屋を出ようと立ち上がって、出口まで行ったら、ドア代わりの布の間から、ぬうっと女官たちの手が出てきて、やんわりと押し止められた。

「なんで…もう、俺ここに居る必要ないから!出して…!」
「ごめんなさいねえ…ナイルの娘…」
「謝らなくていいから、出して!」
「なりませんのよ…あとから叱られるのは私達なんですから…」
「ちょおっとお~!」

そんなの知らないよお…
こんなとこに居るの、ほんとしんどいんだよっ!!

「ならば、ナイルの娘のココ…私達に貸してくださる…?」

手が、俺の股間のイチモツをぎゅうっと握り込んだ。

「ふあっ…!?」
「あらあ…やっぱりちょうどいい大きさ…」
「や、やめて…」
「これ、貸してくださるなら、ここから出して差し上げますわ♡」

語尾にハートついてる…

…俺は、諦めるしかなかった…

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