第7章 大野の紋章~考古学者大野智の憂鬱~
「私が先よ…」
「あら…私が…」
「ちょっ…何をするんですかっ!?」
女の人たちが、ワンピースの裾をまくりあげて、俺にまたがろうとしてくる。
横に居た人が、俺のアソコをがっしりと掴んだ。
「ちょっ…えっ…なに!?」
俺は、マツーオカ将軍に貰った服のままお湯に浸かってて…
「うわあ!」
スカートの裾が捲れ上がってて、アソコまるだしになってる!
しかも、勃ってるしっ…!
「し、静まれっ…俺っ…!」
そう叫んだ瞬間、女達の動きが止まった。
「あら…怒らないで…?」
「そうよ…ここは、女しかいないんだから、ちょっとくらい貸してくれても…ね?」
そういって俺のアソコを、きゅきゅっと擦った。
「あんっ…」
思わず感じちゃった…
「やだ…お可愛らしい…」
貸すって…ちんこのこと!?
「まっ…待って…!!」
押しのけようとするけど、両腕をがっしりと捕まえられて動けない。
「ヤダー!!ダーオカー!!」
思わず、俺を守ってくれると言ったダーオカの名前を叫んでしまった。
「おまえらっ!」
その時、誰かの声が部屋に響いた。
「なにを、俺より先に遊んでいるんだ!早く湯浴みをさせろっ!」
「きゃあっ…」
女達が一斉に俺から離れた。
「ごぶっ…」
お湯に落とされた俺は、思い切りお湯を飲み込んで、溺れてしまった。
案外深かった…!
「がぶううううっっ…」
もがいた瞬間、力強い手に腕を引かれた。