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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第7章 大野の紋章~考古学者大野智の憂鬱~





ふふふ…


あら…かわいい方…


ふふふ…




遠くで、女の人の声がする。

なんだろう…?

身体が温かい…
ふわふわする…

ああ…そういえば船に乗ってたんだよな…

突然、下半身に違和感が走った。

「あん…」

ふわっと、俺のアソコに布みたいなものが触れて気持ちいい。

あれ…なんだろ…変な夢みてるな…
そういや、最近自分でシてなかったから、溜まってんのかな…

ムクムクっと起き上がるのを感じた。

「あら…おちんちん…」
「まあ…立派ねえ…」

は…?何を言ってるんだ…?

「ヘンペーパイパイなだけかと思ってたら…」
「男の方だったのね」

ヘンペーパイパイ…ってどっかで聞いたな…

確か、マツーオカ将軍が…

「って、うえぇぇ!?」

目を開けると、知らない場所にいた。

…ゆらゆら揺れてるけど、船の上じゃない!

石積みの部屋だ。
窓がないから薄暗く、所々に明かりが灯されている。

室内は湯気で満たされている。

「あら…目が覚めたのね…」
「うふふ…可愛らしい…」

周りにいっぱい女の人がいる!
頭に布を巻き付けて、胸飾りは豪華なもので…
手首にもいっぱいアクセサリーがついてる。
みんな、白の上質なワンピースを着て…お湯に浸かってる…

「ふぇぇ!?」

って、俺もお湯に浸かってる!!

「なんでっ…!?」

ここはでっかい風呂のようだ。
つか、古王国時代でこんな設備のある場所って…

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