第3章 デートをしよう
胸を覆うブラジャーはやけに布面積が小さくて薄かった
ただの胸の飾りを隠すだけかのようで、ユーリはこれでは意味が無いと感じていたのだ
しかもショーツも同じだった
これは面積が少ないどころではない
大切なところを隠す以外はほぼ紐だった
おかげでお尻がむずむずしてしまった程に…
そんないつもと違う大胆な下着姿にシヴァは満足そうだった
「あっ…あん」
胸を揉まれ、やわやわと形を変える
吸い付くような柔らかい肌に、ゴツゴツした大きな手がくい込む
「感じているな」
「あっ…言わないでくださ…」
「ふっ。こんなに主張して、早く触って欲しいと訴えているな」
「えっ…」
そっと視線を下げれば、そこにはピンと立った胸の飾りが主張していた
生地が薄いせいで、はっきりとわかってしまう
「体は素直だが」
「あぁん…シヴァ様…」
飾りは主張しても、そこになかなか触れてもらえない
もどかしくて涙が浮かぶ
「ちゃんとどうして欲しいか言うんだ」
「あっ…そんな…」
「言わないとずっとこのままだぞ。香にあてられて我慢がきかないだろ」
「それは…」
やはりこの甘い香りに特別な効果があるようだ
意識が朦朧としそうになる
そして、早くも濡れている事に気づいていた