第3章 デートをしよう
つぅ…と唇を銀糸が伝う
頬を真っ赤に染めたユーリはシヴァを見上げた
「あぁ、その目だ。今日一日随分と欲しそうに俺を見ていたな」
「そ…そんなこと…」
「素直になれ」
「あっ…」
再び唇が重なる
舌が絡まり、息が苦しくなるとユーリは甘い香りを胸いっぱいに吸った
「ユーリ…」
「んんっ…」
この香りに何か特別な作用でもあるのだろうか
早くもお腹の奥が疼き始める
「シヴァ様ぁ」
シヴァの首に腕を回し、キスをもっととねだる
こうなってしまえば止められない
「脱がしてしまうのが勿体ないな」
シヴァは服の上から胸を揉みしだく
「あん…ダメ…」
「ユーリ…今夜はたっぷりお前を可愛がってやる」
「シヴァ様…」
きゅんと胸が高鳴る
そんなことを耳元で囁かれ、嬉しくてどうにかなってしまいそうだ
「あの…先に…シャワーを…」
「風呂は後だ。ユーリだって我慢できないだろ」
「あっ…」
腰のリボンをほどかれ、ボタンを外されるとワンピースが足元にパサッと落ちる
ユーリはあっという間に下着姿になっていた
「リクエスト通りだな」
「えっ…」
「いや、こっちの話だ」
シヴァは指でつぅとユーリの鎖骨を撫でる