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僕は女の子になりたい【R18】

第3章 デートをしよう



「ほら、今日は晴れてるからこの色でも十分素敵だと思わない?」


レイラに着せて貰ったのは淡い黄色のワンピースだった

スカートがふわりと大きく広がっているが、腰のリボンがきゅっと絞められ、繊細さをしっかり強調している


「可愛いと思うけど…似合うかなぁ?」


目の前の鏡に写っているのは男の自分だった

ちょっと違和感がある気がしたが、レイラは満足そうに笑う


「やぁね、すっごい似合ってるわよ。今は胸がすかすかだけど。こんなに似合ってるんだから、当然女になったら完璧よ!」

「そ、そう?」

「もちろん。それに、ユーリのピンク色の髪が映えてとてもいいわ。シヴァ様もきっと喜ぶわよ」

「ほ、ほんと!?」


思わずレイラを振り向いてしまう

まるで犬のようだとレイラは内心苦笑したが、そんなユーリも可愛くて仕方ない


「さて、化粧も少ししましょ。女になって髪が伸びたら結ってあげるから」

「うん。ありがとう、レイラ」


少し前だったら化粧なんて絶対嫌だった

化粧したいと騒ぐレイラを何度も断ったのだ

しかし今では進んで受け入れている

それもこれもシヴァに可愛いと言われたくてやっているのだ



あー、早く午後にならないかなぁ


こんなにも女になることが待ち遠しい日は初めてだった


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