• テキストサイズ

僕は女の子になりたい【R18】

第3章 デートをしよう



「それにしても、久しぶりに見たわね。ユーリの男の姿」

「そ、そうかな」


そう言われると、確かにレイラと会うのは午後が多い


「しかも男の姿なのに、そんなに顔を真っ赤にしてデートを楽しみにしてるってことは…なるほどねぇ」

「うぅ…」


レイラにはユーリの気持ちなんてお見通しのようだ

説明しなくても理解してくれるのは嬉しいやら恥ずかしいやら…


「まぁ、いいわ。それにしても、デートだなんて。初めてじゃない?」

「うん。シヴァ様、仕事ばかりしてるから。午後から休みなんてすごく珍しいんだ」

「なるほどねぇ。なんか…ちゃんとユーリのこと考えてますって態度が気に入らないわ」


レイラはカバンから服を出しながら歯軋りをする


「え、レイラ…?」

「そりゃぁね、今までは仕事してたら当然一緒にいられたんでしょうけどね。もちろん、仕事ばっかりやるわよね。でも、恋人になったってことはデートだって当然できちゃうわけで…」


レイラはブツブツと呟く

とりあえず話を変えようとしてユーリはレイラの手元を覗きこんだ


「レイラ、今日も服いっぱいだね」

「当然よ。初デートよ。誰よりも私がユーリをプロデュースしたいに決まってるじゃない」

「あ、ありがとう…」


正直女用の服はわからないため、レイラ頼みだった


/ 239ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp